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飛騨一位一刀彫

飛騨一位一刀彫
飛騨一位一刀彫

木の国飛騨の象徴である一位の木は、イチイ科に属する常縁樹で、古くから銘木として知られています。
イチイの語源は、約八百年前(平治元年)天皇即位の折、飛騨よりこの木で造った笏を献上しましたところ、他の材より優れているということで位階の正一位にちなんで賜ったと伝えられています。
飛騨の木彫りは、都の建築に携わった「飛騨の匠」などによって、当地方の社寺建築や、祭り屋台の彫刻にと発展してきました。
江戸時代末期、松田亮長が、当地方の一位材を用い、その木目の比類ない美しさを活かし、色彩をほどこさない独特の根付彫師となって、一位一刀彫が大成しました。
その流れを汲む人びとによって受け継がれる作風は今日に生き続け、地方色豊かな雅味ある作品が次々制作され伝統を尊び新技法を取り入れつつ、益々研鑽に努めています。
なお、使用します一位材は樹齢四、五百年の貴重なものにより吟味し用いています。

(お手入れの仕方)
表面にロウが塗ってありますので、ぬれた手、布、汗ばんだ手で扱うことは避け、時々よく乾いた柔らかい布で拭いて下されば、年月とともに光沢が増してまいります。

〒506-0824 岐阜県高山市片野町5-692-9
電話・FAX 0577-35-2136
伝統工芸士 鷲塚 浩(沐仁)

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